2015年5月6日水曜日

055 BLACK★TIGHTS「ラグナロク」

関西小劇場の中でも豪華な役者陣でファンタジー世界が描かれる。
出演者が多くて、物語は難解なように見えて実は単純です。まずイメージしたのは映画のマトリックスの世界観。人の生命をエネルギーにして世界は成り立っている。
地上世界は凍りつき地下世界で暮らす人々。原因は人身御供になった人ざるもの魔女と呼ばれる3姉妹。魔女に見初められた人は不思議な魔法を得る。人を絶滅させて自分だけのものにしようとする者、人を絶滅させて再生の道を目指すもの、人を守ろうとする者の戦い。そして恐らく中心となる親子二代にわたる物語。

残念ながら僕にとっては豪華な役者陣でみれた演劇です。ストーリーが入ってこない、興味がわかないのはみせたいものが多すぎてバラバラと提供されるからだと思いながら観てました。しかも過去や未来に飛ぶ。ただでさえ登場人物が多いのに語りたいものが多すぎる割に中身がない。感動までいきつかない。

好みの問題かもしれませんが、ミュージカルと言う限りには、口パクはやめてほしい。口パクなのに何言っているか分からない。セリフが出てくると物語の説明、殺陣が頻繁に起こり、どの場面か混乱の嵐。途中から役者やダンサーを楽しむことに切り替えて観劇する。

物語構成や登場人物(役者)の生かし方、ミュージカルの必然性、どれももったいないことが起きている。物語の軸がぶれているため、集中できない、面白くない。僕にとっては、もったいない演劇でした。

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