極秘裏に開発されたアプリ「チューリング・コード」それは、人に寄り添い人を思い人のための存在。発案者や開発を共にする仲間たち、企業という組織による圧力、様々な立場の登場人物たちがそれぞれの思いを元にいったい誰が人を思っているのか、家族の風景とともに人間の脆さや強さを感じさせてくれる作品でした。
サブタイトルにある「生まれつき涙を流せない男」非常に魅力的なタイトルで、後半に大きなネタバラシがあり、おそらく前半からも少しずつネタがあったのだと思うのですが、もう少し深く語られても良かったかと思いました。
感情という生き物をコントロールすることは非常に難しく、悲しかったり嬉しかったりして涙を流すという行動は確か人間だけができることだったように思います。
他の演劇で、涙なんて人間が勝手に悲しいと思ったり喜んだりして勝手に目から出てくる抽出物だ!みたいなことを聞いて「へ~」と感心していたのを思い出しました。
登場するアプリを演じた夢野さんが本当に可愛くて、本当にこんなアプリがあったら購入するだろうなと思ってしまっていました。本音なんてどこまでいっても出せるわけがなく、確かに機械的に判断してもらったほうがいいのかもしれません。
下手をすれば説明ばかりになってしまう世界観を見事にエンタメにしてしまう力は万化の力だろうとも思いますし、本、役者のみなさんの力だと思います。
これからの私たちの孤独を埋めてくれるのはやはりAIBO的なアプリなのかも。
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