2015年4月21日火曜日

050 突劇金魚「ゆうれいを踏んだ」

生きている中で出会ってしまったものに影響され生き方や人との付き合い方でさえも影響されてしまう。それが幽霊で桜。

ゆうれいを踏んでしまって、それまで真面目だった女の頭から桜が生える。そのせいで家族からは捨てられ、遠い親戚のもとに逃げるが非日常が迫ってきたから逃げて、バイト先で出会った演劇主催者に利用され逃げて、思っていた日常に出会ったのに、彼氏の優しさや痛いところを突かれて、怖くて逃げてしまう。逃げて残った傷跡。日常と非日常を逃げる物語。

難解です。正直分からない。一人の女性を軸に置きながら、日常と非日常の境目で苦しんでいるように映る。出てくる登場人物みなが変な人たち。印象に残り続けるのがゆうれいの存在。すぐそばにいる非日常。日常に引き戻そうとする彼氏。これがまた笑いを誘うセリフが多いのだが、僕にはどうも笑えない。この気持ち悪さは何だ。

終了後、この感想を書くまで誰が有北さんか分かっていなかったが、あのおばあちゃん役だったのかと気づく。予想外に良かった。基本笑いを取りに行く役しか観ていなかったので、驚いた。そうか、知っているお客はだから笑っていたのか。

作品とは関係ない話だが、どうもあの出落ちで笑うことに対して、ものすごく嫌気がさす。何もしていないのに、真面目な役なのに舞台に出てきた途端に笑うとは失礼ではないか。笑わせようとしているなら話は別だが、出落ち笑いと身内感笑いだけは気に入らない。今そんなことをふと思った。

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