なにしろ出てくる役者のみなさんが巧みわけです。
脚本も面白い。
初演は東京で行われていたそうです。
D・ミリガンを訪ねてやってくる個性豊かなお客さん。
それぞれD・ミリガンからの手紙を持っている。
話しを聞いているとみんな呼ばれた理由が違う。
果たしてD・ミリガンとは何者なのか、
どうしてビリーブ・ユーという安ホテルで待合せたのか。
動きの少ない会話劇で、演じる役者さんの力と構成力・演出で
ガンガンと観ているこちら側を引き込んでいきます。
美術も素晴らしかったです。芸創でこんな美術がみれるんだと
その点でも嬉しくなっていました。
登場人物それぞれに見せ場の5分一人語りがあるのですが、
僕は中村真利亜さんと最後の早川丈二さんのシーンが好きでした。
他にも、役者さんの所属する劇団名がセリフに顔を出したり、
タバコの使い方も好みで、手紙のシーン、謎が解かれていく見せ方、
上質なお芝居でした。
初日を観に行ったので、正直、見知っている役者さん、まだまだ
あげていけるのではないかと思いますし、その姿を観れないことに
残念さはあります。
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