2015年1月1日木曜日

2014年 観劇ベスト10(ベスト25になっちゃった)

2014年もありがたいことに感動を届けてくれる作品に出会いました。
全ての作品に、関わってくれたみなさんに感謝します。

ベスト10と言いながら、印象に残ったものを10作品選んだといったほうが
いいかと思います。泣いたり、笑ったり、感銘を受けたり、心が動いた作品です。
※サポートスタッフで関わらせていただいたムーンビームマシン「ゲルダ」は、
 ひいき目が入らざるを得ないのではずしています。

2014年観劇114作品の内、印象に残ったものをまず選んでみます。
25作品まで絞れました。私の好みが分かってきますね。
ここからさらに主観中心に10作品を選びます。
そして、25作品に順位をつけてみました。見事、主観だと我ながら思います。

今年は関西以外の劇団やプロデュース作品が多かった印象があるのと
それを好んで観に行ったということはあります。またこれまで観れてこなかった
劇団の作品、特に若い人たちの作品を観に行っています。

2014年ベスト25~11

第25位 モンゴルズシアターカンパニー「BIER-ビア-」

第24位 時間堂[つながる]ツアー2014「衝突と分裂、あるいは融合」

第23位 米山真理一人芝居「monodrama -モノドラマ-」(3回)

第22位 ATNプロデュース「Replay」

第21位 匿名劇壇「二時間に及ぶ交渉の末」(2回)

第20位 STAND FLOWER「よぶ」

第19位 劇団ショウダウン「錆色の瞳、黄金の海」

第18位 オレンヂスタ「白黒つかない」

第17位 KAIKA「gateリターンズ」

第16位 ねをぱぁくプロデュース「Virgin×7」vol.18! iOTRO「オルタ面接」

第15位 イチハラ会「暗闇のもぐら」

第14位 ムーンビームマシン「月雪の娘」

第13位 N-Trance Fish「KISOU本能」

第12位 Project UZU「PANDORA -Op.3 水の章・大地の章-」

第11位 clickclock「キリコの諷景」


2014年ベスト10

第10位 こまち日和「つぐみ荘のブルース」

おばあちゃんの話なんだけど、亡くなった
自分のおじいちゃんを思い浮かべたり、
生のBGMが胸にグッときました。










第9位 FUKAIPRODUCE羽衣「耳のトンネル」

 一人の男と関わってきた女たちの半生を
歌を中心に魅せきってくれました。
 くだらない男というのは絵になります。










第8位 Theatre Polyphonic「musical「タールピット」

 千秋楽に1stで観たのですが、確か2列くらいしか
埋まっていなくて非常に もったいない作品でした。
3人の役者の巧みさと物語の世界観が本当に
素敵でした。









第7位 劇団ショウダウン 「マナナン・マクリルの羅針盤」

 一人芝居として、ここまで表現し感動させる力に感服。
ファンタジー世界は相変わらず好み。
 池袋の大賞がとれたのも納得はいきます。
賞については思うところもありますが、作品として完成度の
高さに毎回驚かされます。
 2015年も再演されますので、観てない方はぜひ観てください。







第6位 TOKYO PLAYERS COLLECTIONライトアイプロデュース「IN HER THIRTIES」

 女性の年代によって、結婚したか結婚しなかったで
2作品作りあげていました。
 特に女性の方にはぐっとくるところがあったのではと
思います。役者の皆さんの等身大さが出ていて、
そこに胸がふるえました。








第5位 浮遊許可証「リーンカーネーション・ティーパーティー」

 坂本さんの創る世界観が基本的に好みで、
現実感がしっかり描かれていると解釈しています。
 リーンカーネーションという響きとそれに合った
物語が印象深い作品です。
 2015年は10周年記念最終公演があります。
誰かと一緒に観て感想を言い合いたい作品ですので、
ぜひ観た後、一緒に語りましょう。






第4位 梅棒「ウチの親父が最強」(2回)

 面白いという噂を聞きつけ、観に行き
見事にリピートしてしまいました。
 元々ダンスやJ-POPが好きな事も
ありますが、見事な構成力だったと思います。





第3位 劇団競泳水着「別れても好きな人 2014」

 再演作品ということなのですが、
30年間の男と女の物語を個性豊かな
登場人物が見事に描かれていました。
過去と今がシンクロするシーンに涙腺崩壊。
 ひねくれた演劇や暗い演劇を観てきて
疲れていた私に純粋な作品を届けてくれました。
 役者のみなさんもここに生きている人たちのように
映って共感MAXに至りました。





第2位 匿名劇壇「ポリアモリー・ラブ・アンド・コメディ」

 平日公演だけでしたが、何で1回しか
観に行けないんだと終演後、悔やんだほどに
第3位とは違う毒の効いた男女の共同生活が
描かれていて、鳥肌が何度も出ました。
 (鳥肌は、私がひきつけられた時によく出ます)
 私が観た2014年の関西小劇場で一番の
作品です。終演後、話したこともない役者の
みなさんに本当に良かったと思わず
言いまくってしまって、さぞ驚かれたことだろうと思います。




第1位 カムヰヤッセン「新説・とりかへばや物語」

 2014年、ずっと1位の作品でした。
 演劇とは魅せるもの、その世界観にはまらせて
さも自分もその一員に入っているかのような感覚。
ウィングフィールドという2時間も座らされた日には
腹が立つのに、二時間余りお尻の痛みも忘れて没頭。
 役者も物語もそこで生きて私の胸に残り続ける。
あぁこういう演劇が観たかったんだ、
と今でも思い出したかのようにDVDを
見直してしまう程の作品です。

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