2015年1月24日土曜日

006 プロトテアトル「ノクターン」

昨年、前回の公演「狐の声が聞こえてから」を観た後、
まだ学生の人が作ったものだと知った時、
面白いもの作る若手が出てきていると思っていました。

面白いです。いつも感想に面白いしか出てこない自分を
なんとかしたいと思いますが、面白いです。
まるっきり会話劇なのですが、心地よいテンポで話がすすみ、
飽きはじめそうな時にシーンが切り替わり、物語が進行していきます。
役者さんも良いと思いましたし、小道具の使い方も好みでした。

まず会場に入るとPOPなノクターンが流れて?いた?
POPな曲な事は確かです。途中からラジオ放送のような
DJさながらな放送が流れだします。
そして、気づいたら芝居が始まっていました。

大学生の4人が居酒屋らしき場所で思い出を語っています。
中学の頃です。それぞれ甘酸っぱい経験をしたり、
くだらない時間がとても大切な時間だった、そんな頃の会話です。
時々、回想シーンが入る。これが布石となり、物語の深みを増していくのです。

中盤、中だるみは正直言えばありましたし、初日ならではなのかもしれませんが、
緊張感が伝わってきたので、そこはしょうがないのかなぁと思いつつも、
基本的に面白いので、楽しめました。

もっと回数やったらいいのにとか思ってしまう観てほしい作品でした。

プロトテアトルのみなさんは、
これから大学を卒業されても、演劇を続けていってくれるみたいなので、
応援したいと思います。

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