10周年企画の大詰め!ということで、豪華な役者に彩られた舞台。
まずは舞台美術がお見事でした。奥行きのある見せ方、灯篭というのでしょうか
段がついていて奥からやってくる時の見え方は興奮しました。
星たちの物語だと2回観て僕は解釈しました。
恋をテーマに「生きる」ことや「背負う」こと、
光り輝く星たちが残してきたものを思う物語でした。
今まで浮遊許可証の舞台をいくつか観させてもらった中でも
割とシンプルなお話のようにも思いましたし、
「恋」というものの受け取り方が僕はあまかったようにも思います。
「恋」=「生」とは結び付きにくかったのです。
それでも、もうとっくに死んじまった星だってある、昔むかしの光の名残、
ここで観た人やものたちは、もうとっくにいない。それでも輝いている。
光を届けてくれている。地球だって古道具。
なんて素敵な言葉でしょうか。
今ここに僕がいることの奇跡を感じました。
生きていていいんだ、と思わせてくれました。
生きるもの、死んだもの、死にきれないもの、
生ききれないもの、それぞれの物語が胸に残る。
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