2015年2月2日月曜日

009 遊劇舞台二月病「劣等”LINE」

いくつかのテーマが混在する。
「道徳(これがメイン?)」「罪悪感」「友達」「親子」「恋愛」
そのどれもに劣等でしょうか、線Lineが引かれている。
どこからどこまでがLineなのでしょうか。
そのテーマどれもに個人個人の線があるのだと思います。

二人の男女を中心に中学時代に起きた殺人事件をトピックにして、
久しぶりに開催された同窓会をきっかけに、あの頃の友達たちが
今どうしているのか、元気なのか、関係性は変わってしまっている中
物語が進行していく。

重たいテーマを描いている本は面白いと前作を観た時も思っていたのですが、
前作初日の印象は「声小さい・・・」だったので、千秋楽に観れてよかったのかもしれない。

時々照明が波を表すかのように濃く薄く切り替わるのが印象的でした。
前回から思ってはいたのですが、どうも転換の仕方が気になり、
暗転の使いたかが気になり、衣装のダレダレ感が気になるお芝居でした。
役者と本の力がないと集中して観れなくなってしまったでしょう。

厳しい話で言えば、全体としては本の力でもっていってて、
役者の力といっても、鈴音(寺井幸菜)さん、一人勝ちの印象は拭えないかな。
松原さん、、大地さんが安定を保ってくれているところはあります。

演技力・全体的なメリハリを利かせてくれると観やすくも深みも増すのではと思いました。
次はどんなテーマだろう。そこが楽しみであります。

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