時代劇の設定が自分に合わないのだと思ってしまった、というよりも家督制度に引きずられている男は外で女は中でというやり取りや父親と息子、母親とのやり取りが気に入らないのだということがよく分かった。
物語の中に一環としてある命を無駄にしてはいけない、しかし若さからの押さえようのない憤りさは、この時代だからありえた話なのだろうとは思う。
彰義隊の物語を基盤に展開されるので、全員が死んでしまう展開になることが最初から予測されてしまっているので、2時間半は耐え忍ぶ観劇となると思っていたが、想定していたよりも面白かったので、良かった。
別の話で当日パンフレットをもう少し何とかできなかったものかと思う。顔が縦伸び、横尺を変えた切り貼りは見るに堪えない。
朱の会を観ていて、良かったと思うところは、天野八郎を演じた奥田卓さん、倉内彦左衛門を演じた小川惇貴さん、歌を演じた爽田いもりさんツグミを演じた福良千尋さん、ヒバリを演じた佐々木穂香さん、おきぬを演じたMAYUさん、と印象に残る方が何人かいらっしゃったこと。
特に原田左之助を演じた壱劇屋の竹村晋太郎さんは役にぴったりはまっていたので、竹村ファンとしては満足でした。
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